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更年期は男女共にある日突然身体の不調と共に表れます。特に女性の更年期障害は、多くのケースで多少なりとも発生するので、男性のように生涯更年期とは無縁な人は少ないです。

女性の更年期は卵巣の老化が原因

女性の更年期が発生する時期は、閉経を迎える日を挟んで前後5年ずつの合計10年間とされています。なぜなら、更年期が発生する原因は卵巣機能が年令とともに急速に老化し、閉経後5年程度でほぼ機能が停止するからです。卵巣は老化が早い臓器として知られていて、40歳を過ぎると急速に機能が落ちてエストロゲンの分泌能力が減少します。更年期障害は、視床下部にある脳下垂体が卵巣に対してエストロゲン分泌量を増やすように命令し続けることで脳下垂体が疲労し混乱することにより生じます。同じ脳下垂体では自律神経を整える役目も担っているために、交感神経と副交感神経を調節する機能に支障が出てしまうわけです。

エストロゲンの急激な減少を避ければ症状は緩和される

女性の更年期症状が男性よりも激しく出やすい理由は、エストロゲンにより体調管理をしていたものが、一気に減少するため身体が対応出来なくことにあります。実は、エストロゲンと似た役割をする物質が既に発見されているので、大豆イソフラボンを始めとするエストロゲンの代わりになる物質を上手に取り入れれば良いわけです。エストロゲン自体をホルモン注射することで、急激な症状を無くすことも可能ですが、ホルモン注射には副作用と発がん性が懸念されるためにリスク管理が必要となります。医師と十分に相談した上で、ホルモン注射を行うか決めると良いです。最終的にエストロゲンの減少割合を一定に少しずつ下げれば、更年期特有の症状を出さずに10年間を乗り切ることが出来ます。

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